真夏の富士で異例の3連戦、太田格之進が初日最速
気温30度超も予想される富士スピードウェイで、2日間に3レースを詰め込む異例の週末が始まった。7月17日のフリー走行2回目では、太田格之進が1分33秒073を記録し、2番手に約0秒943の差をつけて首位に立った。通常形式の第6戦、第7戦に加え、悪天候で実施できなかった第3戦の代替レースも組み込まれ、速さだけでなく体力、タイヤ管理、短時間での車両調整が結果を左右する。
ここまでに分かっていること
今回の大会は、第3回瑶子女王杯として行われる第6戦、第7戦に、オートポリスで中止となった第3戦の代替開催を加えた構成だ。第6戦と第7戦は41周または75分で争われ、タイヤ交換が1回義務付けられる。交換義務を消化できる時間帯は11周目から開くため、各陣営は新品タイヤを投入する時期と、コース上の混雑を避ける判断を組み合わせる必要がある。
一方、第3戦は通常の約6割となる25周または50分の短期決戦で、タイヤ交換義務がない。原則として同じタイヤでスタートからゴールまで走るため、序盤に順位を上げようと攻めすぎれば、終盤の速度低下につながる。富士は追い抜きの機会が比較的多いとされ、予選順位だけで勝敗が固まりにくい一方、接近戦が増えるほどタイヤへの負担も大きくなる。
第3戦の出走順は、オートポリスで行われた予選結果が引き継がれる。先頭は岩佐歩夢、2番手は太田格之進だ。今季も激しく競り合ってきた両者が最前列に並ぶため、スタート直後の主導権争いと、その後のタイヤ温存の両立が焦点になる。
初日のフリー走行2回目は50分間行われ、太田が最速。2番手は野村勇斗の1分34秒016、3番手は福住仁嶺の1分34秒324だった。小林可夢偉は6番手、坪井翔は12番手、野尻智紀は15番手、岩佐は16番手となった。太田と岩佐の差は2秒300だったが、走行目的や使用タイヤなどの詳細は提供資料では明らかにされておらず、この順位だけで決勝の力関係を断定することはできない。
各陣営の対応
体制変更で注目されるのが、今大会からジュリアーノ・アレジを起用したKCMGだ。アレジにとってスーパーフォーミュラ参戦は2023年第5戦SUGO以来となる。初日のフリー走行2回目は1分42秒940で24番手だった。
ただし、代替開催の第3戦は既に予選結果が確定しているため、9号車は野中誠太が担当する。野中は再び控え選手として大会に帯同しながら、第3戦では事前の実戦走行が限られた状態で出走する。第6戦、第7戦を担当するアレジと車両情報を共有できるかも、週末全体の成績に影響する。
HAZAMA ANDO Triple Tree Racingも運営体制を変更し、土沼広芳氏が新たな代表に就任、森本晃生氏が助言役となった。3レースを短期間でこなす今回は、走行後の分析や設定変更に使える時間が少ない。新体制がJujuの車両をどこまで改善できるかは、組織としての対応力を測る機会になる。
観戦する人への影響
日本のファンにとって最大の注意点は、通常の大会より日程が密集していることだ。第6戦と第7戦はタイヤ交換を含む戦略戦、第3戦は交換なしの短期決戦となり、同じ富士でもレースの見方が変わる。第6戦、第7戦では11周目以降の交換時期、第3戦では岩佐と太田のスタート、終盤までタイヤを保てるかが主な観戦ポイントになる。
放送予定では、第6戦予選が7月18日午前8時03分、第7戦予選が同日午前10時23分、第6戦決勝が午後3時33分から。第3戦決勝は7月19日午前9時33分、第7戦決勝は同日午後3時03分から予定されている。いずれも提供資料ではJ SPORTS 1での放送とされているため、視聴する場合は開始時刻を確認しておきたい。
今後の予定
7月18日は第6戦、第7戦の予選と第6戦決勝が行われる予定だ。翌19日は、岩佐が先頭、太田が2番手から出る第3戦決勝に続き、第7戦決勝が実施される。
初日に大差の最速時計を出した太田が予選でも速さを維持するのか、岩佐が第3戦の先頭位置を結果につなげるのかが焦点となる。さらに、野中とアレジが同じ9号車を異なるレースで担当するKCMGの対応も、通常大会にはない見どころだ。
要点
- 富士で第3戦、第6戦、第7戦を2日間で実施する。
- 太田格之進がフリー走行2回目で1分33秒073の最速時計を記録した。
- 第6戦と第7戦は41周または75分で、11周目以降にタイヤ交換義務を消化できる。
- 第3戦は25周または50分で、タイヤ交換義務のない短期決戦となる。
- 第3戦は岩佐歩夢が先頭、太田が2番手から出走する。
- KCMGは第3戦で野中誠太、第6戦と第7戦でジュリアーノ・アレジを起用する。
よくある質問
スーパーフォーミュラ富士大会はなぜ3レースあるのですか?
通常開催の第6戦、第7戦に加え、悪天候で実施できなかった第3戦の代替レースが組み込まれたためです。2日間で3レースを行う過密な日程になっています。
第3戦と第6戦、第7戦の違いは何ですか?
第3戦は25周または50分で、タイヤ交換義務がありません。第6戦と第7戦は41周または75分で、11周目以降に1回のタイヤ交換が必要です。
富士のフリー走行で最速だった選手は誰ですか?
7月17日のフリー走行2回目では、太田格之進が1分33秒073で最速でした。野村勇斗が2番手、福住仁嶺が3番手に続きました。
第3戦の先頭位置は誰ですか?
オートポリスでの予選結果が引き継がれ、岩佐歩夢が先頭、太田格之進が2番手です。タイヤ交換のない短期決戦のため、序盤の攻防と終盤のタイヤ管理が重要になります。
ジュリアーノ・アレジはどのレースに出場しますか?
アレジはKCMGから第6戦と第7戦に出場します。予選結果が既に確定している代替の第3戦では、野中誠太が9号車を運転します。
富士大会の決勝はいつですか?
第6戦決勝は7月18日午後3時33分、第3戦決勝は7月19日午前9時33分、第7戦決勝は同日午後3時03分から予定されています。提供資料ではJ SPORTS 1で放送される予定です。
リソース
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