二度追いついた日本、格上オランダ相手に初戦で勝ち点1
日本の読者にとって、この引き分けは単なる初戦の結果ではない。サッカー・ワールドカップ北中米3か国大会で、日本代表は日本時間15日午前5時からグループF初戦のオランダ戦に臨み、2-2で引き分けた。世界ランキング18位の日本が同8位のオランダに2度リードを許しながら追いついた内容は、今後の1次リーグを左右する勝ち点1になった。試合の詳報は読売新聞の速報でも伝えられている。

試合前の構図
日本が入ったグループFには、オランダ、チュニジア、スウェーデンがいる。読売新聞によると、6月11日現在の世界ランキングはオランダが8位、日本が18位、スウェーデンが38位、チュニジアが45位。初戦で最もランキングが高い相手と当たる組み合わせだった。
オランダはワールドカップで準優勝3度の強豪で、2022年カタール大会では優勝したアルゼンチンに準々決勝でPK戦の末に敗れた。ファンダイク、ガクポ、デヨングらが名を連ねる相手に対し、日本は久保建英、前田大然らが先発し、堂安律がキャプテンマークを巻いた。
会場は米テキサス州ダラス。日本は1次リーグ3試合のうち、初戦のオランダ戦と第3戦のスウェーデン戦をダラスで戦い、第2戦のチュニジア戦はメキシコ・モンテレイで行う予定だ。移動を含めた日程面でも、初戦で勝ち点を得た意味は小さくない。
何が起きたのか
前半は0-0で終了した。前半のシュート数はオランダが5本、うち枠内3本。日本は3本で枠内0本だった。開始3分にはマレンの強烈なシュートをGK鈴木彩艶が好セーブし、序盤から守備の集中が問われる展開になった。
日本にも前半43分、中村敬斗がペナルティーエリア左から右足で狙う場面があったが、ボールは左ポストの横へ外れた。前半23分には3分間のハイドレーションブレイクも入り、ダラスでの試合環境が選手の消耗に影響することをうかがわせた。
均衡が破れたのは後半5分だった。オランダは右サイドからフラフェンベルフが浮き球を入れ、ファーサイドのファンダイクが頭で合わせる。ボールは右ポストに当たってゴールへ入り、日本は0-1と先制を許した。
しかし日本は後半12分に反撃する。ペナルティーエリア左の久保建英が折り返し、中村敬斗がボールを収めた。中村はエリア外へ持ち出してすぐにシュートを放ち、1-1の同点ゴール。前半から左サイドで仕掛けていた中村の動きが、後半に得点として結びついた。
後半19分、オランダはサマーフィルがペナルティーエリア内右からゴール左隅へ決め、再び日本を突き放した。日本は後半30分に堂安律、久保建英、渡辺剛を下げ、菅原由勢、小川航基、冨安健洋を投入。終盤へ向けて前線と守備の両方を動かした采配だった。
同点弾は後半44分に生まれた。ペナルティーエリア中央付近で小川航基がヘディングしたボールが、鎌田大地の頭に当たって軌道を変え、ゴールへ向かった。日本は2-2に追いつき、アディショナルタイム6分を含む終盤をしのいで試合を終えた。
反応と受け止め
この試合で目立ったのは、失点直後に崩れなかった点だ。後半5分に先制されても7分後に中村が返し、後半19分に勝ち越されても終盤に鎌田が追いついた。強豪相手に2度ビハインドを背負いながら勝ち点を拾ったことは、結果以上にチームの粘りを示した。
一方で、前半の枠内シュート0本という数字は課題も映す。オランダの守備を前に、序盤から決定機を継続して作れたわけではなかった。後半に得点へつなげた修正力は評価できるが、今後のチュニジア戦、スウェーデン戦では、先に主導権を握る時間をどれだけ作れるかが問われる。
読売新聞の速報が伝えた試合経過では、後半23分にも3分間のハイドレーションブレイクがあった。気候や試合環境への対応は、この大会で日本が勝ち上がるうえで技術や戦術と同じくらい現実的な要素になる。
この結果が持つ意味
グループリーグでは勝ち点の積み上げがすべてを決める。日本は最も格上とされるオランダから勝ち点1を得た。もちろん勝ち点3ではないが、初戦で敗れなかったことで、第2戦以降の計算は大きく変わる。
特に大きいのは、途中出場の小川が同点ゴールの起点となり、鎌田が最後に得点へ絡んだことだ。先発だけでなく交代選手が結果に直結した試合は、日程が詰まる大会でチーム全体の選択肢を広げる。前田、久保、堂安ら先発組に加え、伊東、菅原、小川、冨安、塩貝が投入された流れも、今後の起用を考える材料になる。
日本のファンにとっては、早朝の試合で見届けた価値のある一戦だった。勝利には届かなかったが、ワールドカップ準優勝3度の相手に食い下がった展開は、グループFが簡単には読めない組になったことを示している。
次に待つもの
日本の次戦はチュニジア戦で、会場はメキシコ・モンテレイとされている。チュニジアはアフリカ予選で無失点の堅守を持ち味としていると伝えられており、日本にとってはオランダ戦とは異なる難しさがある。
第3戦は再びダラスでスウェーデンと対戦する予定だ。初戦で得た勝ち点1を価値あるものにするには、次の試合で攻撃の精度と試合の入り方をさらに高める必要がある。
よくある質問
日本対オランダの結果は?
日本代表は2026年6月15日、日本時間午前5時開始のワールドカップ・グループF初戦でオランダ代表と対戦し、2-2で引き分けた。
日本代表の得点者は誰?
後半12分に中村敬斗が同点ゴールを決め、後半44分には小川航基のヘディングが鎌田大地の頭に当たって軌道が変わり、2点目となった。
オランダ戦で先発した主な日本選手は?
読売新聞の速報によると、日本代表は久保建英、前田大然らが先発し、堂安律がキャプテンマークを付けた。
日本の次の試合はどこで行われる?
日本の第2戦はチュニジア戦で、会場はメキシコ・モンテレイとされている。第3戦のスウェーデン戦は米テキサス州ダラスで行われる予定だ。
グループFにはどの国が入っている?
グループFには日本、オランダ、チュニジア、スウェーデンが入っている。6月11日現在の世界ランキングでは、オランダが8位、日本が18位と伝えられている。
リソース
この記事で引用された情報源と参考資料。
